ルームシェアをきっかけに距離を縮めた二人が、お互いの想いを打ち明け、恋人になり、「初めて」を一緒に積み重ねていく――。
『五日市芽依、レズ解禁。 はじめてものがたり』は、そんな穏やかな関係性の変化を楽しめる一本です。
作品情報

マンションの取り壊しが決まり新居探し中の芽依にルームシェアを提案したかすみ。トントン拍子に話が進み一緒に暮らし始めたのだが実はこのふたり、関係が壊れてしまうのを恐れて自身がLGBTである事、お互い好きという事をひた隠しにしていた。しかしひとつ屋根の下で暮らし始め気持ちを抑えきれなくなったかすみは、思わず芽依にキスをしてしまうのだった。
出演者:五日市芽依、月野かすみ
メーカー:アタッカーズ
ネタバレなし感想
作品全体を通して感じたのは、「上手にすること」ではなく「一緒に覚えていくこと」を大切にしている点です。
初めてだから戸惑う場面もありますが、それを恥ずかしさでは終わらせず、お互いに言葉を交わしながら少しずつ前へ進んでいく姿が、この作品らしい優しい雰囲気を作っています。
派手なストーリーではありませんが、友人から恋人になってからの二人の関係性をじっくり楽しみたい人には心地よく見られる作品です。
この作品の魅力を一言で
「恋人になること」がゴールではなく、「恋人になってから二人で少しずつ恋人らしくなっていく過程」が描かれていること。
初めての経験に戸惑い、お互いに「上手じゃない」と照れながらも、「一緒にえっちの勉強をしていけばいい」という言葉を交わします。
その約束が、その後の二人の行動にもつながっていくため、関係が少しずつ深まっていく様子を自然に感じられました。



2人の関係が変わっていく過程
物語は、ルームシェアをしながら暮らす芽依とかすみの日常から始まります。
芽依は住まわせてもらっている立場として料理を振る舞い、二人でテレビを見ながら何気ない時間を過ごすなど、恋人ではないものの、お互いを思いやる穏やかな関係が描かれています。
そんな日常が動き出すきっかけになったのが、芽依がかすみの手を握る場面でした。
勇気を出して「学生の時から女の子が好きだった」と打ち明けた芽依に対し、かすみも自分の気持ちを明かします。
詳しいやり取りはぜひ作品で見てほしいのですが、この場面は大きなドラマで盛り上げるというより、お互いの言葉を受け止め合うことで自然に距離が縮まっていく空気感が印象的でした。
恋人になった二人は、最初から何でもうまくいくわけではありません。
「全然えっち上手じゃないから恥ずかしいよ。」
芽依のその言葉に対し、かすみは「私もだよ」と返し、「一緒にえっちの勉強をしていけば良いんだよ」と優しく声をかけます。
このやり取りは、プレイのためのセリフというより、この作品全体を象徴する言葉だと感じました。
分からないことも戸惑うことも共有しながら、一緒に経験を積み重ねていく。そんな対等な関係だからこそ、二人のやり取りがより温かく映ります。
その後も、行ってきますのキスを交わす何気ない朝のひとときや、芽依が「もっとえっちがうまくなりたいな」と一人で練習する姿など、恋人になった後の日常が少しずつ描かれていきます。
特に芽依が自分なりに練習する場面は、「かすみちゃんを気持ちよくさせてあげたい」という相手を思う気持ちが行動につながっていて、二人の関係が着実に深まっていることを感じさせてくれました。
物語の後半では、芽依の就職が決まり、社員寮へ入る可能性が話題になります。
一緒に暮らせなくなるかもしれない現実を前に、二人は寂しさを素直に口にします。
恋人になったからこそ生まれる将来への不安が描かれることで、この関係が一時の盛り上がりではなく、お互いにとって大切な存在になっていることが伝わってきました。
印象に残ったシーン3選
想いを打ち明ける告白シーン
物語の中で最も印象に残ったのは、芽依が自分の想いを打ち明ける場面です。
このシーンの魅力は、告白そのものよりも、その後に交わされる会話でした。
一方的に気持ちを伝えて終わるのではなく、お互いが言葉を返し合うことで、それまで曖昧だった距離が少しずつ近づいていく様子が自然に描かれています。
派手な演出に頼らず、二人の表情や間の取り方だけで空気が変わっていくため、「ここから二人の関係が動き始めるんだ」と感じられる印象的な場面でした。
「一緒に勉強していけばいい」という言葉
この作品を象徴するシーンを一つ挙げるなら、やはりこのやり取りです。
お互いに「上手じゃない」と照れながらも、「一緒にえっちの勉強をしていけば良いんだよ」と笑い合う姿からは、二人で同じ歩幅で進んでいこうとする空気が伝わってきます。
その後の日常や、新しいことへ挑戦する場面にも、この言葉が一本の軸としてつながっているように感じられました。
五日市芽依ちゃんのレズ解禁作品ということもあり、プレイそのものよりも、「二人で覚えていく時間」が魅力だと感じさせてくれるシーンです。
行ってきますのキス
恋人になったことを一番実感できたのは、朝の何気ない「行ってきます」のキスでした。
特別なイベントではなく、日常のワンシーンだからこそ、二人の関係が自然に変わったことを感じられます。
キスの音や、それを嬉しそうに受け止める芽依の表情も可愛らしく、恋人同士になった後の穏やかな空気感がよく伝わるお気に入りの場面でした。(強いていうならもう少し恋人になったばかりで心が浮ついた、イチャイチャした二人も見たかった。)
創作オタク視点
絵になると思ったのは、序盤でかすみが芽依をソファへ軽く押し倒し、向かい合う構図になる場面です。
視線が自然に交わる距離感や、お互いの表情が見える構図がとても良く、このままさらに二人の時間が続いていくところも見てみたかったと思わせるシーンでした。
また、二人ともグラマラスな体型ということもあり、抱きしめ合ったり寄り添ったりする場面では、柔らかな身体のラインがよく映えていたのも印象的でした。
この作品で楽しめるシチュエーション
- ルームシェア
- 同棲生活
- 初レズ・レズ解禁
- 告白
- 日常系レズ
- 恋人
プレイ・シチュエーションまとめ
- キス
- クンニ
- 69
- 指責め
- 貝合わせ
- 電マ目
- 隠し
- ペニバン
- 双頭ディルド
- オナニー
五日市芽依ちゃんのレズ解禁作ということもあり、全体的なプレイは比較的ゆったりとした雰囲気。受け身の芽依を月野かすみちゃんが気遣いながらリードしていく場面が多く、初めて同士が少しずつ経験を重ねていくような空気感が印象的でした。
こんな人におすすめ
- 関係性重視のレズ作品が好きな人
- 恋人になってからのイチャイチャを楽しみたい人
- 甘い雰囲気の百合作品が好きな人
- 初々しいやり取りに惹かれる人
- 激しい展開よりも、感情の積み重ねを楽しみたい人
- 五日市芽依ちゃんのレズ解禁作が気になっている人
まとめ
『五日市芽依、レズ解禁。 はじめてものがたり』は、「レズ解禁」という話題性だけではなく、「初めて」を二人で共有しながら少しずつ恋人になっていく過程を丁寧に描いた作品でした。
「一緒にえっちの勉強をしていけばいい」という言葉の通り、お互いに戸惑いながらも歩幅を合わせて距離を縮めていく姿が、この作品最大の魅力です。
激しいプレイを楽しむというより、恋人になってから育まれていく関係性や、初々しい空気感を味わいたい人におすすめしたい一本でした。

